3連符はすてきで便利
自分のへなちょこドラムぶりは大いに認める所ですがそれでも全くできなかった事が
できるようになると 嬉しくてその成長過程を自分で感じられる所がわかりやすいので
今まで嫌気も差さずにドラムを続けられているのだと思う。
年に一度 年賀状だけのやりとりの中学時代の友達から来た今年の賀状に
「keiさんはホントにドラムが好きなんですね」って書いてあって
あぁそっか 私はドラムが好きなんだ。
へなちょこでも「好き」って言っていいんだ。って妙な認識のあらため方を
してしまった。
そりゃそうだ、触れたこともない楽器を50歳を前にして
初歩からあーでもない こーでもないとできないことばかりをうじうじと書き続けて
10年も経つのは ドラムが好きだから続けていられたのだ。
そして何よりも 様々なバンドに首を突っ込んだりしたけれど その時々の方々に
支えられて成長できたことは紛れもないことだ。
・・・と 何も今ここで思い入れを書くつもりはなく
最近「自分、上手くなってきたかも？？」って思える曲 というかテクニックが
持てるようになったと思える事が嬉しい。
♪夜霧のしのび逢い を3連符を使ってできるようになったこと。
ぱっと見（聴）には 単調だし派手さもないしオカズもないし ただハイハットを
細かくルンバをスティック跳ねかしてればいいでしょって感じ。
最初は この曲のどこが難しいの？って思ったけど
3連を使うとなると話は違ってくる。
どの手順が正しいのか どこにアクセントが正しいのか そしてやりやすいのは
どの方法か？
一生懸命3連をやっているつもりがどうにも前後とマッチしなくて つっかかる感じで
ちっとも美しい曲にならなくて迷惑MAX。
そんなこんなを耐えてもらって しばらく後には
「う～む、3連符がきれいに収まるようになったなぁ」と自分で思えるようになって
できればパスしたい曲から やりたい曲に変わってきた。
で、3連の話はこれで終わらない。
♪Aitiという曲。注目度の高い オカズの部分が3連なのだ。
3連苦手意識 目立つオカズ 目立ちたいけど失敗しないように意識過剰・・・
結果バタバタ。失敗。
でも 気がついてしまった。
曲の流れのパターンを全部3連を意識すればオカズの所を取り立てて
慌てる必要はないのでは。
メロディーのパターンを 難しいと思って ハイハットオープンにして響き
でごまかしていたけど原曲をよくよく聞くとただ響かせているだけではなくて
3連の流れでアクセントがついている。
これは真似ができないか？
3連の次に 左手タムと右手フロアタムを打つと ここでまたリズムが狂う。
Fタムから ハイハットに戻る右手が間に合わない。
何か解決法は？ あった。
左手から離してハイハットの奥の方を叩くと 右手の大きな動きが
左手に邪魔されずスムーズになった不思議。
他には頭のシンバルを打った後の手順が迷う。まだまだ身についていない証拠。
次のバンド練習には間に合わないかもしれないけど
3連符については今までも至る所で出てきて漠然とやっていた事が
今ここに来て"3連"を意識することの理解が深まったみたいで
これからの曲も恐れないでできるかも という気がしてきた。
そして3連は オシャレで便利だと思う。
もうひとつ 最近ちょっと自信がついてきた曲は ♪エマの面影
とにかく速いテンポを一定にライドシンバルを鳴らし続けていなければ
いけなくて2メロに入ったあたりでもう疲れてきて続かなくて
嫌になりかける。
サビに入ってようやくちょっとサボろうと思っても疲れは増幅。
エンディングのあたりではボロボロ。
そんなことを繰り返しながらも 何度か演っていると メロディに乗って
違和感なくシンバル一発打って休んだりFillで疲れを取ったり誤魔化しつつ
とりあえず通す事ができるようになってきた。
「これでいいんだ」と思うと曲に向き合う緊張も無くなってきて
楽にシンバルを鳴らし続けていられるようになってきた。
ムリ！と思ったことができるようになることを実感できるのは本当に嬉しい。
でも 前できたことが できなくなってる事もあるけど・・・
♪ゴールデンイヤリング何とかせねば。
Jazzのただ滑らすブラシの中にも実は３連譜が隠れています。
by NO NAME (2016-01-28 06:48)